インディゴの草木染めが特徴的なギャッベで深みのある雰囲気を持っています。
藍染のギャッベは珍しく、特に色の揺らぎ、グラデーション（アブラシ）、部分的な淡い空色から深い海色が見られるものは高品質の証です。
この色は染めを繰り返し重ねることで濃淡をつけており、一本一本の毛糸のムラが表情に反映しています。
そのムラは地平線や水の流れ、風景のレイヤーを思わせ、黄色の羊なのか鹿なのか抽象的なモチーフが散りばめられています。
全体に散りばめることで、自然の中の生命力や静かな息吹を感じさせます。
遊牧民にとって青は空、自由、祈りを意味する特別な色。
赤いギャッベが家族の生命力を象徴するのに対し、青いギャッベは「心を静め、旅を続けるための布」と語られることがあります。
そのため、書斎やベッドサイド、窓辺などに非常に相性がいいと言われています。

高品質なウール糸を使い、高密度なハンドノットで織り上げられています。
織りもとても細かく、優しい色のギャッベです。

南ペルシアの遊牧民族によって伝統的に織り続けられている分厚い手織り絨毯、ギャッベ。
遊牧民が共に生活をしている羊の柔らかく上質な毛を刈り取り丁寧につむいで糸に仕立て、
その糸を自然から採取した天然染料で染め上げ、一枚一枚丹精込めて織る手間ひまのかかった絨緞です。
沢山のウールを使い綿密に織り上げられたこの絨毯は、冬は暖かく夏は涼しいので一年を通してお使いいただけます。

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