全体に落ち着いた色合いの中に華やかさを併せ持つ、美しいオーバーダイラグ。
センターメダリオンや、フレームに控えめに配された渋みのある紫色が、この絨毯に落ち着いた鮮やかさを演出してくれています。
日本古来の草木染めにも使われていた紫草は、その根（紫根）から美しい紫色の染料や生薬が取れるため、古くから高貴な色として扱われていました。
紫草が群生して咲く様子から「群（むら）＋咲き」の名が付けられ、この染料で染めた色自体も「むらさき」と呼ばれるようになったとか。
このラグは、何年もかけて使い込んでいただく事で緩やかに褪色し、更に味わいを増すはずです。
本当に素晴らしい絨毯です。
おすすめです！

この絨毯は、5〜80年程経年の非常に年代物のアンティーク品に、ブリーチ、シャーリング（毛足カット）、天然染料による後染め加工を施して、伝統的な手織りペルシアンラグの良さを残しながら、新しい姿に再生させたものです。
素材はすべて100%ウール、ハンドノッテッドと呼ばれる古典技法により一目一目糸を結び仕立ててあります。
後染めに使用しているのは、クルミ、茜、サフランやインディゴなど。斬新で鮮やかな色味と印象とは対照的に、古来から伝わる伝統的な天然染料と手作業に拘って一枚一枚丁寧に仕上げられています。
毛足がカットされた表面は、サラッとした肌触りで夏場もサラリと使える質感です。
しっかりとした程よい厚みと硬さは、容易にめくれ上がる事なく非常に頑丈で、アパレルやレストランなどの商空間にも最適です。
毛足が無いこのラグは、美容室などでも非常に使いやすいはずです。

たくさんのお問い合わせをいただく後染めのペルシアンラグ、オーバーダイですが
●加工対象となるラグ自体の結びが密度高くしっかりとしている事。
●安価なトルコ産などのオーバーダイのように薄く簡単にめくれる事のないしっかりとした厚みがある事。
●後染めに使用されているのが天然染料である事。
●洗浄がきちんと行われている事。
●何よりも、最終的に完成した全体の色味や柄などのバランスが華美でなくシンプルで美しい事。
これらの調和がとれたオーバーダイのペルシアンラグは非常に稀少です。

また、世界的な価格高騰により今までのような価格での入荷は難しく、ここ数年はどこを探してもいいオーバーダイが見つかりませんでした。
今回運よくイラン現地から少量直輸入することが叶い、できる限りのリーズナブルな価格を実現しました。
ぜひ実物をご覧いただきたい素敵な絨毯です!

オーバーダイは製品のメンテナンス過程において特殊な製法で染色、ブリーチをしているため
ご使用の初期の段階では染料の独特な匂いがする事があります。
使用する過程において段々と薄れていきますのでご安心ください。

実際の質感や色味についてご質問がありましたら別途画像を撮影してお送りいたします。
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ラグの配送料は全国一律¥1100 (税込)で配送しております。(一部地域を除く)